Botエントリシリーズの2つ目です。 Botの概要を知りたい方はXcodeでBotを設定するから読んでみてください。
このエントリでは、Botのためのサーバー設定を行います。 Mac OSX Serverのインストールと、Xcodeサーバーの起動・設定をおこないます。
Macの準備とMac OS X Serverのインストール
まずは、MacのOSバージョンを確認してください。 10.9(Marvericks)より古いOSではBotは使えません。 Marvericksは無料なので、Mac App Storeからさっそくダウンロードしてください。 Mac App Store:Marvericks
そして、次にOS X Serverのインストールです。 Mac App Storeからダウンロードしてください。 Mac App Store:OS X Server 2013年10月現在の価格は2000円です。
(追記:登録iOS Develerの人は、2013年10月末現在、iOS Dev Centerから無料でOS X Serverがダウンロードできるようになってます。Mac App Storeから購入しなくても大丈夫そうです。@azu_reさんにTwitterでご指摘いただきました。)
もちろんXcodeはインストールずみですよね。 (最新のバージョンにしておいてくださいね。)
OS X Serverの起動
ApplicationフォルダーのなかにこんなアイコンのServer(サーバー)アプリがあるはずです。これを起動してください。
するとこんな画面が表示されます。左ペインから「Xcode」を選んで、Xcodeサーバー画面を表示してください。 右上のラジオボタンをonにするとXcodeサーバー機能がonになります。 これでBotも動き出します。
Botのアクセス制限は適宜設定してください。 ここではこんな感じにしています。(Botの作成はログインユーザーのみ可能、Botの情報閲覧は誰でも可能) また、Xcode指定画面を表示して、インストールされているXcodeを指定してください。
動作確認
さて、この段階で動作確認をしてみましょう。 ブラウザをひらいて、アドレスバーに「http://localhost/xcode」を入力してください。
こんな画面が表示されたらサーバーがちゃんと起動しています。
署名のコピー
さて、次にちょっと面倒な設定です。
Xcodeサーバーはログインユーザーとは別ユーザーで起動されるので、ログインキーチェーンに保存されている開発者署名をSystemキーチェーンにコピーしておく必要があります。
ログインキーチェーンに保存されているこの3つの証明書を、optionキーを押しながらシステムキーチェーンにDrag&Dropしてください。
- iPhone Developer: Tarou Tanaka (ABCDE*****)
- iPhone Distribution: Tarou Tanaka (ABCDE*****)
- Apple Worldwide Developer Relations Certification Authority
(そのままDrag&Dropをするとコピーではなく移動になってしまい、ログインキーチェーンから証明書がなくなってしまします。必ずoptionキーを押しながらDrag&Dropしてください。)
また、今後ログインキーチェーンの開発者署名を更新したときには、Systemキーチェーンの更新も忘れずに行ってください。
ここまですんだら、次はリポジトリの設定です。