iOSDC 2017と個人的なファミリーデー

去年に引き続き、今年も iOSDC 2017 にスタッフ/スピーカーとして参加しました!

チートシート

今回はスポンサーノベルティにこんなしたじきがはいっています。

今までに発売されたApple製のデバイスで、アプリインストール可能のものをすべて網羅したデバイスチートシートです。 個人的に作りたくて、スポンサーノベルティとして作らせてもらいました。 時間の関係で、先日発表されたiPhone8やiPhoneXなどは残念ながらいれられなかったんですが、Twitterを見ていると、ご好評いただけているようでとてもうれしいです。

そうなんです、気がついていただけてうれしいです! 裏面は実物大デバイス(iPhone7,iPhone7 plus,iPad mini)になっています。 紙の下にこのチートシートをおくと、簡単にデバイスの枠線をかけます。 ペーパープロトタイピングなどに使ってくださいね。

ただ、実は一つ大きな間違いが……。

タイトルのスペルミス。あああああ。死ぬ。 チートシートの中身の情報は5回くらい確認したのに、タイトルはノーチェックでした……。

チートシートに含む情報についてはいろいろ迷いました。 ScaleやCPU Architectureは必須だけど、DRAMサイズはどうしよう、とか。 最初は Device Compatibility的な情報もいれようかと思ったけど、スペース的に難しかったのであきらめました。 どのデバイスが iOS9/iOS10/iOS11に対応しているかという情報は「最終対応OS」から類推できるので、情報量としては冗長になるんですが、実用性を考えていれておきました。

最終的には、ちょうどいいくらいの情報量になったと思うんですが、こちらでおよせいただいた情報(↓)についてはいれておけばよかったな、と思っています。

みなさまの反応次第で来年も作るかどうかが決まりますので、今からでもTwitterなどでコメント・ご意見をおよせいただけるとうれしいです。

(ちなみに、これ、AppleがWWDCのおみやげにつけてくれたら最高だと思うんですけどね。実現しないかなぁ……。)

SiriKit and Me

前夜祭の一番初めのセッションでスピーカーもしました。 私は日本で一番 SiriKitで苦労したエンジニア(自称)なので、SiriKitについて発表させていただきました。

にわたこさんのききおこし(いつも本当にありがとうございます!!!)

「タクシーを呼んだり、メッセージを送ったりとか、SiriKitをユーザーとして使ったことがある方いますか?」ときいたら、手をあげたのは3人。 たぶん会場にiOSエンジニアが100人くらいはいらっしゃったのに、その中で3人! みなさん、もっと iOSの新しい機能試してみましょうよ!

ちょっと3人はさみしいので、是非つかってみてくださいね。

セッション

スタッフとしての仕事もあり、残念ながらあまりセッションをきけませんでした。 (あとでビデオで見るのを楽しみにしています!)

聞けたもののうちからいくつか。

上田拓也 (@tenntenn)さんのGoによるiOSアプリの開発 実は、聞く前はもう少し実用に近いのかと思っていましたが、冒険的すぎてそこが面白かったです。 Goの開発環境にも興味が持てました。

吉田健人 (@TamaObject12)さんの新しい画像フォーマットHEIFを用いたiOSアプリの通信量削減 HEIFについては自分でも調べようと思って、まだ手が回ってなかったので助かりました。 いろいろと参考になったんですが、エンコードに特許問題があるらしいというところが心配ポイントですね……。

成田元輝 (@motokiee)さんの結婚式を支えた技術 Firebaseを活用したサーバレスiOSアプリケーション開発 自分の結婚式のためにアプリを作るお話。iOSエンジニアならやってみたいですよね。 確かにFirebaseなら現実的かも。

@noliliさんのApp Transport Securityとローカルネットワーキングと@niwatakoさんのApp Transport Securityは作れる、どちらも経験した人しかわからないATSのコアなところを紹介していて、ATSマニアにはききのがせない話でした。 (っていうか普通ATSつくらないし。) お互いのセッションを Related Sessionとして紹介していたのが素敵でした。

あと、Track Dで行われた、「次世代アントレプレナー育成事業(WASEDA-EDGE)」 会場を貸してくださった早稲田大学の起業家育成プロジェクトです。 実際に事業を起こしている3人の学生さんの発表もあったんですが、みなさんプレゼンもうまいし、事業も魅力的でした。 そのなかの一つがこちらの家のみ支援プラットフォーム、cheers 酒好きの友人がはまりそうです。

あと、同じくTrack Dで行われた、10月発売の「iOS 11 Programming」の8人の著者のみなさんのパネルセッション。 みなさんそれぞれの本の内容についてのお話も興味深かったんですが、個人的には、Xcodeの隠し機能を自慢げに披露する岸川さんに、@sonson_twitさんが「なんでそんなにドヤ顔なんや」ってつっこみをいれたところに大笑いしました。

個人的なファミリーデー

今回、前夜祭の私のセッションを大学生の娘が聞きにきてくれました。

実は、職場にファミリーデー的なイベントがなかったので、子供たちに仕事をしている姿をみせたことがなかったんです。 自宅ではブツブツ文句を言いながらMacに向かっている姿しかみてないので、あんまりまともに仕事をしているとは思われてなかったんじゃないかなと思います。

発表のあとに、娘に「ママすごいね!」って言ってもらえたので、私の中では今回のiOSDCは忘れられないスペシャルなイベントになりました。 「あーなんかもういつ仕事やめてもいいや!」ってくらい幸せです。 (まだまだ当分働きますけどね!)

まとめ

いろいろな方とお話しできたし、楽しい瞬間もたくさんありました。 本当はまだまだ書きたいことはたくさんあるんですが、きりがないのでこのくらいで。 去年も楽しかったんですが、今年はその3倍くらい楽しかったです。 スピーカーのみなさん、スタッフのみんな、スポンサーの方々、そして来場していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

来年も開催したいので、ブログなどでみなさんの感想をかいていただけるとうれしいです。